2001年水無月【カステラは和菓子?】の巻
先日「彩の会」(和菓子研究グループ)宛にあるお客様からこんな質問を頂きました。
>和菓子と洋菓子の区別は何をもって証すのでしょうか?<
>よくカステラは和菓子?洋菓子?といいますが判断基準はなんでしょうか?<
>素人の素朴な質問ですが宜しくお願いいたします。<

普段あまり考えない問題ですが、確かにはっきりとはされていないことです・・・
会のメンバー壺屋さんのご主人の回答が実に的を得ていたので紹介したいと思います。

まず歴史的に考えると、室町時代に確立された「茶の湯」と共に「茶菓子」が誕生。しかし甘味としては天然のものが主で、現在の物とは違っていました。
室町後期に入り、スペイン、ポルトガルとの交流が始まり、カステラ、ボーロ、金平糖などの砂糖を使った菓子が伝来し「南蛮菓子」として定着。以後江戸期に現在の和菓子の形ができあがり、明治になり「洋菓子」とされるものが入るまでのものが「和菓子」。

成分的には、和菓子は油脂を使わず、洋菓子は主に油脂、乳製品を使うが、現在では嗜好の変化もあり和菓子でも油脂、乳製品を用いることが多くなって洋菓子和菓子の区別が付きにくくなっています。


早い話が、和菓子屋で売っているものは「和菓子」で、洋菓子屋で売っているものは「洋菓子」   ・・・ダメ?
私としては最後の言葉で御納得いただければ幸いです。
当店で最近発売された「和菓子屋さんがまじめに作った生チョコ餅 co-co-ro」などは、正に和洋の区別のない新しいお菓子と言えるでしょうね。

ケーキ屋さんから教わった手作り生チョコレートを、得意の求脂で包みココアパウダーをまぶしました。
モチッとした食感がくせになるかも・・・
1箱(10個入り) 1000円 冷凍便にて発送/販売中
http://www.wagashiya3.com/cocoro/index.html

    〜かしこ〜