2001年水無月【錦玉と抜き型】の巻

このところ急に暑い日が多くなったようですが、これからの暑い季節に向けて登場するのが涼しげな錦玉菓子です。
錦玉(きんぎょく)とは寒天を使ったお菓子のことで、ゼラチンが動物性なのに対し寒天は天草という植物から作られるヘルシーな食材です。
和菓子の世界ではおおよそ「固めるもの=寒天」となります。
鹿の子や上生菓子などに「つや天」といわれる寒天をかけて、艶々とした光沢を持たせることがありますが、この作業を和菓子屋さん用語では『天ぷらする』といって、「油の天ぷら?」と新人の方などはちょっとビックリするようです。
                      
錦玉には色々な抜き型があり、水羊羹などは大きな「羊羹舟」や、細長い「とよ型(屋根のとよの部分に似ている)」といわれる大きな型に流したものを切りわけています。
 
左の写真は代表的なものです。
(上段「羊羹舟」と「とよ型」、下段左から「ひさご型(ひょうたん)」「丸型」「亀甲型」)


お終いに、「とよ型」を使った当店のおすすめ品を紹介致します。
『錦玉菓子 蘭』一竿1200円 食用の蘭の花を水中花のように錦玉にとじ込めました。ほのかに柚の香も・・・ 
涼しげな、夏の贈答品としても人気の一品です。
http://www.wagashiya3.com/ran/index.html

 お中元にいかがですか?  〜かしこ〜