2001年師走 【道具・木型】の巻

ちょと時期を逸してしまいましたが、お盆やお彼岸の頃よく目にする落雁(らくがん)や、和三宝等などで作られる干菓子は木型という道具で作られます。
落雁の場合、素材となる砂糖と餅粉をよく混ぜてピンクや、黄、緑などに色染めし、花心や葉など部分毎に色分けして木型に詰め、渾身の力を込めて押し固めて作ります。この時しっかりと押し固めないと、もろく崩れてしまいます。

木型は落雁のほかにも、上生菓子の練きりや雪平(求脂に餅粉を混ぜたもの)などの型どりや模様付けの道具としても用いられます。
工場にある木型を分類してみると次のようになりました。
大きな菓子用 下板と上板で挟み込む二枚型タイプ(落雁、引き菓子)
高さのある三段タイプ(落雁「汐見」)
小さな菓子用 握り手のついた一枚型タイプ(焼き菓子、上生菓子)
一度に量産できる二枚型タイプ(干菓子)
模様付け用 模様などが浅堀りされているタイプ(上生菓子、引き菓子、饅頭など)

またデザインも豊富で、代表格の蓮や菊をはじめ、波、鶴亀、松竹梅などの伝統的なものから、バラやハート型、果てはサンタクロース型など、職人の希望によって一つずつ彫られたものばかりです。
型に年号と職人の名前が書き込まれ誰が愛用していたものか分かるようになっているものもあります。
蓮の葉

下の写真は菓匠寿々木 新桜ヶ丘店の店頭に飾られている木型の数々です。木型の彫り師自体減少しているそうなので、大切にしていきたい道具の一つです。
寿々木 新桜ヶ丘店

しかしこれだけまとまると骨董的価値まで出てきそうな気が・・・・
鑑定してもらおうかなぁ・・・(\_\)   
                             〜かしこ〜